通園療育

┃基本方針

■子育てのサポートと発達支援

通園では、基本的生活習慣の確立、年齢や発達段階に合わせた生活経験、社会性の向上、コミュニケーションスキルの向上などお子さんお一人おひとりの発達上のニーズに合わせ、通園時間(1日通園、短時間通園)、通園形態(親子通園、単独通園)、クラス編成(発達段階や行動の特徴)を決定し、個別支援計画に沿ってお子さんの生活力が高まるよう発達支援をしています。直接支援はクラス担任(保育士・指導員)が中心に、お子さんと保護者に寄り添いつつ、必要な活動設定、環境配慮、各種相談など、きめ細かい支援をしています。また、支援に当たっては、各専門職(ソーシャルワーカー、看護師、心理士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)がチーム療育に基づきお子さんとご家族を支えています。
共生社会に向けたインクルーシブ教育(保育)という考え方を念頭に置き、地域住民との交流や保育園との交流、地域の幼稚園、保育園への後方支援としての巡回訪問など地域関係機関との連携を高めつつ、お子さんとご家族の生活に結びついた発達支援を目指しています。

■併行通園について

療育センターは、幼稚園や保育園でのお子さんの集団生活を支えるために、地域の幼稚園等に通いながら療育センターの通園を利用いただく、「併行通園」を行います。
併行通園は、現在通園されている幼稚園等を基本の所属集団としながら、センターにおける小集団活動の中で達成感を感じられるよう支援し、基本の所属集団での過ごしに必要な生活ニーズへの取り組みと支援方法の提案をします。

■お子さんに合わせた食事

それぞれのお子さんの発達段階に合わせた、さまざまな形態の食事を提供します。また、食事に困り感のある、食具の操作が難しい場合は、支援員(保育士・指導員)が必要な支援を行います。
食事の一例 わかめごはん すまし汁(そうめん・菜花)
和風ミートローフ(付け合せ:ほうれん草・コーン)
大根とカニかまのサラダ バナナ 牛乳

常食

初期食

中期食

後期食

■送迎バス

1日通園では、通園バス4コースによる送迎を実施します。事前に相談させていただきながら、お近くの送迎バスの停車ポイントまで行き帰りともに送迎します。単独通園の際は、ご家族の添乗は必要ありません。
短時間グループでは、自主登園をお願いします。

■ご利用料金

利用の回数に応じて下記の金額を月ごとに支払いいただきます。詳細はソーシャルワーカーまでお問い合わせください。
利用者負担額 国で定めた金額の1割
給食費 お子さん 1食(最大)230円
ご家族等 1食(最大)400円