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”地球温暖化対策は論より実行”

障がい者が挑む地球温暖化対策事業プラ高度リサイクル事業

昨今の地球温暖化による大規模の激甚災害の頻繁な発生、生態系の変化による食料問題等が世界規模で発生しています。

社会福祉法人同愛会リプラスはこれらの問題を予想・先取し2005年に使用済み発泡スチロール製容器等のリサイクル事業を立上げ、「省資源化と国内循環」「CO2削減」の環境貢献を旗印に「障がい者の働き甲斐」に結び付け「環境・福祉の融合」モデルとして19年間継続してきました。

この間、更に進化させ障がい者が担う「同愛会リプラス方式」確立して≒700T/年の再生原料「RRペレットー(H・K)」を商品化して国内企業中心に供給、「環境・福祉の融合」の相乗効果を踏み台に「環境・福祉の共存・共栄」のより実践的なビジネスモデルの確立にに挑んでいます。これは障がい者が担う福祉事業と温暖化対策等の環境貢献事業が持続可能な最低限の収益を確保することにより真の共存・共栄が可能と考えます。

1.脱炭素化、省資源化実績

過去の実績平均を環境省3R原単位の標準モデルにて算出

単位kg-CO2/kg 省資源量L
再生原料生産量
(kg)
CO2
発生量
バージン
再生品
CO2削減量
削減比率
(%)
省資源量
原油換算
保土ヶ谷R/C
355,500
3,092,850
1,329,570
1,763,280
426,600
川崎北部市場R/C
344,500
2,997,150
1,288,430
1,708,720
413,400
合計
700,000
6,090,000
2,618,000
3,472,000
57.0
840,000


*CO2削減量の杉の木、人換算/*省資源、原油タンカー換算
吸収量
杉の木植樹(14kg/年)
排出量
人間1人(370kg/年)
省資源量
20万Lタンカー換算
保土ヶ谷R/C
125,949本
4,766人
2.1隻
川崎北部市場R/C
122,051本
4,618人
2.1隻
合計
248,000本
9,384人
4.2隻
(参考:年間人間1人の排出量を吸収するのに杉の木26.4本必要)

同愛会リプラスの概要

1.リプラス本部住所
  横浜市保土ヶ谷区上菅田町1765-3
  tel 045-958-0515 fax 045-958-0525

2.組織
同愛会
てらん広場第2
リプラス
(本部)
保土ヶ谷R/C
川崎北部
市場R/C
Uコープ
大和R/C駐在
3.就労継続支援B型
  知的、定員20名
4.事業内容
(1)廃プラスチックリサイクル事業(再生原料リペレット)
PS、PP、PE類(PS発泡スチロール製容器等、PE・PPキャップ等)
総量
保土ヶ谷
川崎北部
年間受入量
800T
700T
390T
再生原料量
700T
350T
350T
(2)リサイクルプラント
  保土ヶ谷 オーストリア エレマ社製
  川崎北部 国産 名濃製

(3)主要出荷先
  デュポン・スタイロ(株)
  (株)リコー
  山形化成工業(株)

”障がい者が主役だ”

「障がい者・障がい者施設が担う高度リサイクルの事業」

使用済み発泡スチロール製容器等のリサイクル事業
【同愛会リプラス方式とは】
障がい者(分別・異物除去)+高度リサイクル(リペレット化)+国内循環+脱炭素化・省資源化
19年間にわたる700T/年間再生原料化の実績

1.再生原料GPPS「RRペレット」が出来るまで 

*RRペレット(りりペレット)は同愛会リプラスの商品名

2.同愛会リプラス方式の特徴

(1)障がい者による徹底した前処理作業(色分別、汚れ・紙シール除去、残存物の除去)
  人手不足を補うため後工程でのフィルタ―による除去が主体でありますが汚れや残存物等の除去が出来ないことや
  フィルター詰まりの交換、逆洗の頻度が高まり稼働率の低下、紙シールやインク等の溶融物の流入防止に成果発揮
(2)高品質化、国内循環、省資源化・脱炭素化 国内大手企業向け供給(断熱ボード用、複写機部材等)
(3)デジタル化(見える化)推進 受入計量の自動化システム+生産量の自動管理、ボード表示、トレーサビリティ対応

3.脱炭素化、省資源化の実績、根拠

(1)二酸化炭素削減、省資源化実績(過去の実績平均を環境省3R原単位の標準モデルで算出)
単位kg-CO2/kg 省資源量L
再生原料生産量
(kg)
CO2
発生量
バージン
再生品
CO2削減量
削減比率
(%)
省資源量
原油換算
保土ヶ谷R/C
355,500
3,092,850
1,329,570
1,763,280
426,600
川崎北部市場R/C
344,500
2,997,150
1,288,430
1,708,720
413,400
合計
700,000
6,090,000
2,618,000
3,472,000
57.0
840,000
(2)脱炭素化、省資源の算出表(環境省3R原単位算出方法参照) 分別量1kgあたり
①天然資源削減量(原油換算)=1.2L
②最終処分削減量=0.055kg
③二酸化炭素削減量=5.0kg-CO2

①の根拠
 回収した発泡スチロール1kgから再生PSが0.99kg製造される。この数値を用いて回収された発泡スチロール1kgあたりの削減量
原油換算した場合・・・(≒1.2L)
②の根拠
 0.99kg×0.0557kg(プラスチック類の灰分)=0.055kg
③の根拠
単位kg-CO2/kg 省資源量L
焼却
製造
新規製造
再生樹脂
樹脂処分
輸送
合計
削減量
削減比率(%)
未回収
(バージン)
3.39
1.93
3.36
0.016
8.70
再生原料
リペレット
0.36
3.36
0.016
3.74
4.96
57.0

4.新規プラリサイクル計画

(1)ペットボトルのキャップリサイクル化
①第1段階:カスケードリサイクル
②第2段階:水平リサイクル(Cap to Cap)
  
(2)川崎北部市場、廃プラリサイクル化(PPバンド、ストレッチフィルム等)
①第1段階:市場内でのインゴット化
②第2段階:リプラス保土ヶ谷にて再生原料化
*(1)のプラント統合

5.同愛会リプラス方式確立支援協力事業者

(1)行政、団体
  川崎市北部市場廃発泡スチロール協議会
  川崎市北部市場水産仲卸組合

(2)プラント設備関連企業
  (株)名濃 プラント全般
  (株)テラオカ 計量システム
  エレマジャパン(株) エレマ社製プラント関連
  リコージャパン(株) 生産管理他

(3)顧客
  デュポン・スタイロ(株)
  NCT化学(株)/リコー
   山形化成品工業(株)
  生活協同組合ユーコープ
  (株)パナ・ケミカル

(4)その他
  オリックス(株)