研修情報

■内定者研修

新卒学生さんを対象に入社までの間、様々な研修を行っています。採用説明会では体感できなかった部分を、この研修で少しでも感じ取って頂き、入職後の自分なりの仕事のスタイルやプライベートをイメージしてもらうこと、また同期や先輩職員と顔を合わせ、ザックバランにコミュニケーションをとり、入職後の不安解消を図ることを目的に行っています。
毎年、見学会を主体に、どのような考えや価値観の元、実践を行っているのかを知ってもらう機会として、任意の作業所・施設を見学していただきます。2月には法人を上げて開催される「実践報告会」に参加していただきます。

■Do#Active(初任者研修)

横浜事業本部では例年採用1年目の職員を対象とした研修を行なっていますが、「初任者研修」あたらめ「Do#Active研修」という名称に致しました。(毎年7月・11月・3月に開催)
今年採用された新卒と中途採用のスタッフ22名が参加しました。栄区にあります「上郷森の家」という野外炊事ができる公共スペースで、無言でカレー作りというミッションに挑み、美味しいカレーを頂きながら参加者全員でアイスブレイクした後には、高山理事長の講演を受け、法人理念「人生(存在)への支援援助」について学びました。
Do#Activeというネーミングには同愛会で共に活躍するという想いを込めました。同愛会というフィールド(広場)は本当に広い。自分の事業所だけではなく、視野を広げ、先人たちに学び、社会的使命に突き動かされ、必要な支援を創出していける人材の育成、事業所の垣根を越えた横のつながりを強固にするための活動ですが、いつかこの合言葉が法人各事業所のうねりとなり、様々な場所でDo#Active(活躍)という大きな波となって押し寄せてくる事を期待しています。

■NEXT研修

同愛会横浜事業本部では「NEXT研修」という外部講師による法人の次世代リーダー養成研修を月に一回のペースで行っています。・・・と言うと堅苦しいイメージになりますが、シンプルに5年目以上の職員が「職場を今より良くする為に学ぶ」研修です。メンバーは各現場の主任、主任補、リーダー、リーダー候補の方々になります。
研修内容は「研修参加者個人の成長・メンタルバランス」から「各部署及び法人の問題」など様々な内容を行います。そして研修の特徴が講義だけではなく、実演を通して理解を深めていくところです。
様々な実演(シミュレーション)が有りますが、参加者は各現場で実践して研修で学んだ事を各現場の同僚や後輩のフォローに生かしています。

■援農研修

同愛会横浜事業本部では今年度、入職3年目と5年目の職員を対象に、援農研修を行っております。
援農研修とは、同愛会が、山梨県北杜市で保有しております研修センター、通称「レトリートの里」にて、豊かな自然に囲まれながら、地元の農家の方々の農作業の手伝いをし、また日常ではなかなか体験できない体験を通じて、都市と地方の交流を図り、職員一人ひとりの人間力や生活力を向上させることを目的としているものです。
私たちはこの横浜の地で障害福祉事業に携わり、障害者の方々の日常の仕事や生活の支援を行っています。そんな日常を一旦離れ、無心に農作業に打ち込んでみること、また陽の光と風を感じながら、私自身の心と身体に向き合ってみること、こんな体験もよいのではないでしょうか。

■海外研修旅行レポート

2018 年 9/30~10/13 にかけて理事長・横浜事業本部長を含む 12 名のスタッフ一団がイタリア海外研修を実施しました。
高齢者施設、サン・ジョバンニ公園(トリエステ)、ロレンツォ・ブルチ教授のセミナー、精神保健センター(トレント・トレヴィーゾ)見学と当事者の話、協同組合、GH見学、精神病院博物館見学(サン・セルヴォロ島)・各自自己研鑽のための研修など(6日間:イタリア国内巡り、ドイツベルリンの壁とポーランド・アウシュヴィッツ、オーストリア等)
精神病院を廃止したイタリア現地を訪れることで法人の新しい方向性を探る研修となりました。今回はその一部をご紹介します。
200人規模の高齢者複合施設で、デイセンター、短期入所、長期入所を運営、150人のスタッフが働いていました。利用は65歳以上が対象で内60%が重度認知症とのこと。外部からの見学者を快く受け入れ丁寧な説明をして頂きました。
精神病院があった場所を公園として活用し、レストラン、ラジオ局、大学等様々な施設が点在しており、公に開放していました。レストラン等は当事者と健常者とで共同経営され食材の栽培から店頭での販売まで自給自足しているそうです。
ロレンツォ・ブルチ教授のセミナー(ヴェローナ大学名誉教授)イタリアに於ける精神病院の歴史と精神病院を無くしていった経緯、現在のイタリア、世界状況などを含めお話して頂きました。
精神保健センターが各州に設置され、医師やソーシャルワーカーが駐在しており、様々な支援を行っていました。ここでは嘗て病を患っていた人が支援側のスタッフとなって働いており当事者たちの話を聞くことができました。
総合病院の中に精神科のベッドが設置されていました。各病院 15 床までという決まりがあり、長期入院はありません。精神科病棟は比較的自由な空間で外部からの出入りにも寛容でした。  
トレヴィーゾの精神保健センターを見学。協同組合の工場はとても広く、当事者と健常者が一緒に働いていました。主に段ボールの組み立て等の軽作業が行われていました。GHはきれいな街中ビルの2階。きれいに整理整頓されていました。

〒240-0051 横浜市保土ヶ谷区上菅田町1696
TEL : 045-373-9661

Powered by POOSNET